同窓生紹介

九十九 綾子さん 「大学で得た知識や刺激を他の人にも伝えていきたい」

INTERVIEW

まず、講師になるきっかけは何だったんですか。

学部生の時から、この大学で得た知識や教員から与えていただいた刺激を他の人にも伝えていきたいと考えていました。
また、大学院でさらに知識・技術を吸収し、同時に現場で体験したことから今の仕事を選んだのだと思います。

現場というのは?

大学院の時代に病院や学校、保健センターなどにおいて非常勤で務めていました。
あまりに忙しすぎて先生から「仕事をやめなさい」と言われたこともありましたが(笑)

現在、具体的にどのようなお仕事なんでしょうか。

社会福祉援助技術演習や社会福祉援助技術現場実習の講義を担当しながら、実習全般の相談を受けています。また、大学院でも講義を担当しています。

どんな相談事を受けたりしてるんですか?

もちろん実習の相談も多いのですが、頼もしい事に多くの学生はどんなことがやりたいのかを明確に持っていることが多いんです。 ほかにも、進路や人生相談など生活レベルでの色々な相談も受けるんですよ。
実は相談を受けるだけでなく、私も授業について学生に相談してます(笑)
授業も学生にしてもらうこともあるんですが、与えたテーマに沿って1クラスの中で司会役と呼ばれる人に授業をしてもらい、学生主体で様々な議論をしてもらうというものなんです。 ですから、より学生の意見を得て授業に生かそうとしています。
学生自身も司会役をこなすにあたって、企画力や全体をまとめる力など社会に出て必要とされる人間性を勉強出来るのではないかと、授業を見ていて感じています。

今のお仕事でやりがいを感じるところを教えてください。

やっぱり無事、学生が実習を開始され、終えてきてくださることがうれしいですね。
また、よくクラスで食事会をしたり、バーベキューや合宿をしたりするのですが、
学生が企画から手配まですべてをセッティングしてくれるんです。
クラスのメンバーのまとまりや企画力、行動力、そのプロセスの向上に大きな喜びを感じています。

お伺いしていると学生と距離が近い立場なんですね。学生のころから考えると先生という真逆の立場になるわけですが、先生として大変なことはどんな事なんでしょうか。

先生として大変…という事よりも、社会人としての大変さは感じています。
非常勤の仕事は大学院の頃からしていましたが、卒業後すぐに大学へ勤めることになったものですから。

学生時代の勉強や経験で役に立っていることを教えてください。

学生時代の勉強や経験が無意識に自分の授業でもそのまま生かされていたりします。私が授業をしている時にふと、学生の頃に先生がおっしゃっていた言葉が口をついてでたり。 先生方から影響をうけていたんだな、と感じます。
他、学生時代に色々な先生と論議した経験や同期の友人や後輩とのつながりに助けられています。

今後の夢や目標がありましたら教えてください。

現在、セルフ・エフィカシーを指標とした高齢者への支援や、不登校・ひきこもりへの介入、自閉症の子どもに対する行動論的アプローチについて研究を続けています。
いくつか学会にも発表しましたが、このまま臨床場面での実践を続けながら論文や著書を執筆したいと考えています。

最後に、同窓生へメッセージをどうぞ。

私は大学院でも様々な経験をしましたが、まさに今その経験が生きていると思います。
同窓生の皆さんにも是非、いつか母校の大学院に進学して頂き、私と同じようなたくさんの経験をして頂ければと思います。